我がまち 筒井学区のしおり


 筒井学区は、東区役所、東警察署、東消防署などの官公署が多く、東区の行政の中心地であります。また、今でも昔の面影を残す町並みを観ることができますし、徳川ゆかりの由緒ある建中寺、情妙寺、黒谷自然院に往時をしのび、名古屋市指定有形民俗文化財の山車、湯取車、神皇車には、人々の郷愁を誘う昔ながらの祭りの風景がよみがえります。

このように伝統と文化を生かしながら、商業地域としては、代官町、筒井町、車道通りが発展してまいりましたが、最近では閑静で利便性に恵まれた環境から、住宅地への用途も増えつつあります。一方、愛知大学車道校舎が社会人育成の拠点として改築され生まれ変わり、あずま中学校、東海学園、愛知商業高校も含めて文教地区であると言えます。しかし学区内では、少子高齢化の進行、子育て、介護、日常の見守り、災害時の安否確認など、生活上の不安や悩みが多様化して参りました。

今後は、学区民の一人一人が自分の地域に関心を持ち、互いに助け合い、支えあうよう、人の和と輪を広げて、この町に住んでいて良かったといえる魅力ある町に育てることが、学区民一同の願いとなっております。

 

最後になりましたが、学区民のみなさまのご健康とご多幸をご祈念いたします。

 

                                  松永 吉郎